何が起きたのか
Googleは、検索結果からスパム(ルール違反のページ)を減らす仕組みを常に動かしています。その仕組みを大きく改善したときに「スパムアップデート」と呼んで公表します。たとえば、AIを使ってスパムを見つける「SpamBrain」という仕組みがあり、これを定期的に強くしています。
今回の発表の内容は次のとおりです。
- 開始:2026年9月24日 9:15(米国太平洋時間)。日本時間では9月25日 1:15 ごろです
- 完了:2026年10月8日(米国太平洋時間)。展開には約2週間かかりました
- 対象:全世界・全言語。日本語のサイトも対象です
どんなサイトが影響を受けるのか
影響を受けるのは、Googleの「スパムに関するポリシー」に反しているサイトです。違反していると、順位が下がったり、検索結果に出なくなったりすることがあります。代表的な違反には次のようなものがあります。
- キーワードを不自然に詰め込む、背景と同じ色で文字を隠す
- 検索で拾われることだけを狙った、中身の薄いページを大量に作る
- 順位を上げる目的でリンクを買う・売る
- サイトが乗っ取られ、持ち主の知らないページが勝手に作られている
自社のサービスを自分の言葉で紹介している普通の会社サイトなら、過度に心配する必要はありません。
百祥の見方:気づかないうちに違反しているケースに注意
小さな会社のサイトで気をつけたいのは、悪意がないまま違反状態になっているケースです。たとえば次のような状態は、持ち主が気づかないまま起こりがちです。
- 以前に頼んだSEO業者が、順位対策としてリンクを買っていた
- 更新していないWordPressが改ざんされ、外国語や医薬品のページが増えている
- 地名や業種だけを入れ替えた、ほぼ同じ文面のページをたくさん作っている
Googleは、ポリシーに沿うように直せば、数か月かけて仕組みがそれを確認し、改善する場合があると説明しています。一方、リンクのスパムについては、買ったリンクで得ていた効果は取り消され、戻らないとしています。早めに見つけて直すことが、いちばんの対策です。
今やっておきたい4つの確認
- 検索の数字が落ちていないか:Search Console の「検索パフォーマンス」で、9月下旬〜10月上旬の前後を比べます。表示回数やクリック数が大きく落ちていなければ、今回は影響なしと考えてよいでしょう
- 覚えのないページがないか:Googleで「site:自社のドメイン」と検索し、作った覚えのないページ(外国語・医薬品・カジノなど)が出ていないか見ます
- 同じ文面のページが並んでいないか:地名だけ違う、ほぼ同じ内容のページがあれば、1ページにまとめるか、地域ごとの実際の情報を書き足します
- 過去の外注でリンクを買っていないか:SEOを外注していた場合は、何をしてもらっていたかを確認します
なお、今回のような自動の仕組みによる影響は、Search Console の「手動による対策」には表示されません。手動による対策は、Googleの担当者が個別に判断したときに出る通知で、別のものです。
関連する海外の速報
確度海外の速報(Googleの従来の説明の再確認)
海外のSEOニュースサイト Search Engine Roundtable は10月29日、Search Console のリンクレポートには、サイトに向いているリンクがすべて表示されるわけではなく、スパムのリンクも全部は出ないと伝えました。Googleは以前から、このレポートは一部を抜き出したものだと説明しています。
百祥としては、「リンクレポートに怪しいリンクが見当たらない=問題のリンクはない」とは言い切れない、という点を押さえておきたいと考えます。過去にリンク対策を外注していた場合は、レポートだけで判断せず、当時の作業内容も確かめてください。
まとめ
今回のスパムアップデートは、ルールに沿って運営しているサイトには大きな影響はないはずです。数字が落ちていないかを一度確かめ、覚えのないページや過去の外注作業に心当たりがあれば、早めに点検しましょう。検索の順位や表示は保証されるものではありません。気になる点があれば、百祥にご相談ください。
参考・公式情報
検索の仕組みは変更される場合があります。最新情報は以下のページをご確認ください。「百祥の見方」は百祥の編集上の考え方です。
